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Want To
  Repair

お直しを
ご希望される方へ

彫像の技法や素材は時代によって異なります。仏様の歴史を尊重し、当時の技法・素材を用いて修復いたします。

先人が守り伝えた
歴史あるお姿を
後世へと伝えます

  • 01

    お問合せ

    主に木製の仏像や神像、肖像、台座、光背などの修復を承ります。お気軽に電話やメールにてご相談ください。

  • 02

    修復費用と
    予算のご提案

    寸法や材質、修復方法、工期などにより費用は異なります。そのため、複数の修復方法と、それぞれの概算費用を合わせてご提案いたします。

  • 03

    調査

    お持込みまたは現地で御像の状態を拝見します。御像の歴史やご依頼主のご意向を考慮し、最善の修復方針をご提案させていただきます。

  • 04

    ご契約

    修復方針のお打合せ後、ご意向に沿った工程や仕上げ方法をもとに予算をお見積もりし、ご検討いただきます。

  • 05

    施工

    可能な場合はお引き取りにてお預かりし、適切な湿度・温度を保った環境にて修復を施します。
    ※信仰されている仏様の場合は、事前に併願供養をなさってください。

  • 06

    途中確認

    大切な御像を安心してお預け入れいただけるよう、メールまたは工房にお越しいただき、修復の途中経過をご確認いただくことも可能です。

  • 07

    修理報告書

    ご希望の場合は、修復方法や写真を記載した報告書を作成しお渡ししています。 修理記録があることで、後世の人々に明確な修復内容と御依頼主様の想いを伝えることができます。

  • 08

    完成

    修復前・施工中・修復後の写真をもとにご説明させていただき、ご確認いただけましたら修復完了となります。

  • 09

    お納め

    ご安置場所まで、責任をもってお納めさせていただきます。
    ※お納め方法にご希望がある場合はご相談くださいませ。

主な修復工程

現状維持修復

仏様によっては後世の修復により本来の尊容が損なわれている場合は、
後補彩色や後補材を除去して、最低限の木地補修を施し本来のお姿に復元します。

クリーニング

表面に積った塵埃や煤、錆などを取り除きます。

剥落止め

漆箔が浮いたり剝がれかけている部分に天然の接着剤を用いて剥落止めをします。

解体

仏様に大きな損傷がある場合は矧ぎ目を見極めて解体し、補修をした後に再び接合します。

後補彩色除去

後世の修復により本来の尊容が損なわれている場合は、後補彩色を除去し復元します。

補修

欠損がある場合は、現状の形容を守りながら必要最低限の補修をします。

漆箔

金箔が部分的に剥落している場合は漆箔を施します。

補彩

補修や漆箔した箇所には天然顔料を用いて現状との色合わせをします。

お納め

修理過程の写真や記録を記載した報告書をお渡ししております。

修復事例

天衣や裳が欠けてしまっている観音菩薩坐像の修復

煤や埃の汚れをクリーニングして、欠けた天衣や裳を新しく檜材で制作し、漆塗りと金箔を押して違和感の無いように古色を施しました。

接合部が歪んだ台座の解体・再接合

数百年が経過し接合部が歪んで不安定になっていた為、解体し補強を加えて再接合し、仏様をしっかり支えられる台座に修復しました。

後世修復により本来の尊容が損なわれた大日如来坐像の後補彩色除去

造像当初の仏様の金箔の上に施された後補彩色を丁寧に取り除くことで、年月を経た本来のお姿に復元することができました。

金箔が剝がれて木材の接合部が露出した光背の漆箔修復

接合部が歪み、その上面の漆箔も同様に歪んで剝がれていた為、接合部を堅牢にして、新たに漆箔と補彩を施しました。

唐草文様が欠けてしまった光背の新補・補彩の修復

欠けて失われた部位は、新たに檜材を用いて周囲の形容に合わせて彫刻し、接着・漆箔・捕彩を施しました。

彩色が剝がれた聖観音立像の補彩

長年拝まれてきたお像の彩色が紫外線や湿度変化の影響を受けて剝がれていた為、周辺部と色を合わせて補彩し、自然な仕上がりにしました。

指が欠損した阿弥陀如来立像の修復

折れて紛失していた指先は、現存する他の指の形容に沿って新たに彫刻し、天然の接着剤で接合して漆箔と補彩を施しました。

古くから伝わる仏様は
少しずつ色が変化したり
欠けてしまうことがあります。

しかし
それは私たちを
見守り続けてくださった
歴史でもあるのです。

私たちは修復の際
歴史の重みを感じながら
その時代の技法を学び
再び歴史を重ねます。

仏様がこれから再び
新しい空気のなかで
何百年と歴史を重ね
多くの人の心の拠り所に
なることを願いながら。

お問合せ

仏像の製作や修復、彫刻教室についての
お問い合わせやお見積り依頼はこちらにて承っております。

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